大好きなVintageのお話。

古着やセカンドハンドってすごく今の時代に合っていると思うので私なりの考えを少し書いてみる。

 

もともとVintageのお洋服は好きだった。古着屋さんでのお買い物ってただ物を買うだけじゃなくてその時の会話や、お店にたどり着く道中のことまで全部思い出になってる。アイテムを見るたびに買った時の情景が思い浮かぶのが楽しい。

 

買う時に店員さんからどんな国のどんな人たちが着ていたのか教えてもらうのはとてもワクワクする瞬間。タグに書かれてるイニシャルを見つけたり、Tシャツのプリントを見てストーリーを想像するのも醍醐味だと思ってる。

 

以前、アパレルメーカーの店舗でアルバイトをしていた時、売り切れているわけでもないのに毎日大量に新しい洋服を店頭に並べる作業をしていて、この世にこんなにたくさんの服って本当に必要なのかなという疑問を持った。新しい商品が出たら最初はみんな飛びついて買うのに、数週間もすれば次の新商品に注目は移り、最終的にはどの商品も儲けが出ないほど値段を下げても売れ残ってしまうという循環を見ていて切なくなったのを覚えている。一度全世界で一斉に洋服の生産をストップして、今すでにあるものからみんなが好きなものを選んで買う期間を作ってみたら無駄がなくなるし、それでも十分ファッションを楽しむことができるんじゃないか、なんてことを考えたこともあった。

 

そんな大きなことは私の力ではできないのだけど、私が古着屋さんに行って素敵なものを掘り出すことは、少なくとも私が目の当たりにした生産過多に加担していないと信じている。だから古着を買う時はいつも100%ハッピーな気持ちでお買い物ができる。そして、宝探しのような感覚でお気に入りを見つけたら一生大切に着ようと毎回思う。洗濯は天気の良い日を選んで自分の手で洗うくらい、大好きな洋服が集まっているのが私のワードローブ。昔は同じ服をずっと着ることは避けたかったけど、今は逆。数年前の写真と同じ服を今も着ているということに価値を感じる。

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最近行ったVintageショップのお姉さんは、「お買い物は自分へのプレゼントだと思っているんです。」と言ってショッパーにリボンをつけてくれた。素敵だなあとまた一つお気に入りのアイテムと思い出が増えた💓

 

いつかお気に入りのVintageのお洋服とその思い出についても書いてみようかな。